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2021/03/26 11:35


こんにちは。うつわマルシェ+plus e のヤナギです。

三寒四温の季節ですが、皆さんお元気ですか?
ところによっては、まだまだ雪の残る地域もあるようなので、服や暖房で上手に調整しながら頑張っていきましょう!

今日は、当サイトでお取り扱いさせて頂いている、益子焼 つかもと窯さんについてご紹介したいと思います。

<益子焼 最大の窯元 つかもと窯>


 
当店でも伝統釉シリーズSHINOGIシリーズがとても人気です♪最近販売を始めたNisai(二彩)シリーズも、これから春夏にかけて活躍が楽しみなシリーズですね。
 
栃木県益子町に創業されて約150年余りの、地域最大の伝統ある窯元さんです。ベーシックな器から、作家物のオブジェまで幅広く取り扱っていらっしゃいます。
窯元として器を製作する以外にも、ギャラリーや陶芸教室なども運営されていますので、お近くにお寄りの際は是非足を運んでみてくださいね♪
 
私は益子焼というと、粗目の土に温かみのある釉薬がたっぷりと掛かって、ぽってりとした印象なんですが、
つかもと窯さんは、さらにそこから使いやすく、カジュアルなデザインにして製作されているので、普段使いにおすすめの器なんですよね。

実際の窯元さんのお写真を頂いたので、作っていらっしゃる様子をご紹介します♪

~つかもと窯さんの食器が出来るまで~

器の形を作る成形過程は、商品によっても異なりますが
 
1つ1つ、ろくろで成形するものと
(こちら、見るのとやるのでは全く違う!実際の作業はとーーっても難しい・・・)
 
「水ゴテ」と呼ばれるろくろの機械で、型に粘土を押し当てて成形するもの、
(型の中に均一に粘土を伸ばしていくのが難しそうですね・・・)
 
商品やパーツによっては「圧力鋳込み」という型に土を流し込んで成形するものと、様々あるようです。
これ、マグカップなどの取っ手の部分ですね。まるでお花みたいですね!

こちらの取っ手は、型からパーツを抜いて、形をきれいに整えて、
 
マグカップの本体にペタッと貼り付けるわけです。
貼付けはもちろんボンドではなく(笑)
同じ土をドロドロにしたものを接着剤代わりにつけて馴染ませて、ゆーっくり乾燥させると
 
素地の完成です!そして、これから一度素焼きの段階に入ります。
それにしても、みっちり入ってますねー!
1回の窯で、より沢山の素焼きを行うため、隙間なく並べているのですね。
別の角度から見てみると・・・
 

もはや芸術的!!


アート写真ですか、これ?

いえいえ、れっきとした職人技であります。

他の窯元さんの素焼きの窯詰めを拝見したことあるのですが、これはもう、本当に華麗なる技ですよ。すばらしい!
 
素焼きが上がった後は、釉薬を掛けていきます。
高台(こうだい:器を支える足の部分)には窯印が入るので、そこは釉薬が掛からないように撥水材を塗っていきます。撥水材は釉薬をはじく効果があるので、濃い色の釉薬を全体に掛けても、ちゃんと窯印が見えるようになるんですね。
 
次は釉薬掛けです。
伝統釉シリーズなどは、カップの内側と外側の色が異なるので、分けて掛けていくそうです。まずは内側から。

 
内側の釉薬が乾燥したら、そっと内側も持って、外側だけに釉薬を掛けていく。
落としてしまわないかと、見てる方がドキドキしますね。。。

 
小さめのお皿などは「釉薬はさみ」という道具と使って、指跡が残らないよう丁寧に掛けていきます。乾燥させて、跡をキレイにならしたら

さあ、いよいよ本焼きの工程へ!完成までもう少し!
 
今度は焼成中に器同士がくっつかないように、隙間を空けながら、でも効率よく並べていきます。
窯の中の場所によって、温度や火のあたり具合が違ってくるので、大きさや釉薬の種類、形状などを考えながらの窯詰め作業です。これも経験が成せる技ですね!
 
こちらもまた芸術的なまでに、きっちり、きれいに収まっております!

そしてこの後、じーっくり焼成して、ゆーっくり冷まして、無事に商品が完成となります。
1つの商品が出来上がるまで、沢山の職人さんが時間と手間をかけて、丁寧にお仕事されています。そういう様子を拝見すると、販売する者として商品への愛着はもちろん、使い手としても、商品の違った魅力が見えてきて、嬉しくなりますね!

今回ご紹介した製造過程は、まだまだ一部で、この他にも細かい作業やチェック、力仕事などなど盛り沢山です。大変な作業ですが、より良いモノづくりを目指して、頑張っていらっしゃいます!

窯元の皆さん、これからも素敵なうつわ、お待ちしております♪

どうも窯元さんのご紹介記事になると、私のテンションが抑えきれない文章になってすみません。


今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
ヤナギ 

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